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2013年 03月 31日

仮称:稲森オサム

墓参りを兼ねて祖父母のいる町へ4年ぶりに行って来た。
祖父は昔から耳が遠く、今ではまったく聞こえない90歳のおじいちゃん。
目は良いので紙にマジックで書いてコミニケーションをとるんだけど痴呆が進んでおり僕のことは覚えてないようだ。
じいちゃんの中でオレの名前はいつの間にかオサムになっていた。正しい名前はヤスヒトだ。
「オサムじゃないよ!ヤスヒトだよ!」なんてソフトツッコミを入れながら話していると不思議なことを言い出した。
「みんな現場に行っとる。今からわしも板金の仕事に行かなきゃいかん。」としきりに言っていた。
祖父は昔から布団屋をやっており板金の仕事をやっていたなど聞いたこともないし、子供である母親もわかっていない様子。
食事の時に祖母にその話をするとじいちゃんの家はむかし板金屋をしていたらしい。初耳である。
年をとるってことは忘れることもあれば思い出すこともある。
見えなくなるものもあれば見えることもでてくる。
不思議なものだ。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎ。。。
帰り間際にじいちゃんはポケットから溶けたアイスクリームを僕にくれた。
どうやら数時間前に僕にあげようと思ってポケットに入れたことを最後まですっかり忘れていたみたいだ。
痴呆になってもじいちゃんは優しいじいちゃんのままだった。
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by kelu-n | 2013-03-31 20:08 | ほかのこと


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