2013年 07月 24日
建築模型を作った時にスケール感が伝わるように人間を置くのですが、その人間の配置でその人の性格がちょっとだけわかるような気がします。 あくまでも僕の勝手な捉え方なんでしょうけど、キッチンに人間を置く人、庭で遊んでいる人を置く人、子供部屋で一人でくつろいでいる人を置く人。 なんだかその人が育ってきた環境だったり、大事にしている時間などを表しているような気がするんですね。 だからお手伝いの建築学生さんがどこに人を配置するのかちょっと楽しみだったりもします。 こんなものは作らなくても図面があれば設計はできるのですが、良いものを作ろうと思ったらこれはとても大事なものなんですね。 例えば石川県でなじみのある21世紀美術館の設計をされたSANAAの妹島さんや西澤さんなんかはテーブルが埋まるほどのたくさんの模型を作って検討されています。だからあんなビックプロジェクトを任されるような建築家になれるのでしょうね。 さて、そんな僕たち設計者にとっては大事な仕事道具を事務所のテーブルに置きっぱなしにしていたのですが、先日の丑の日にうなぎを持ってめずらしく母親が来たんですね。で、その時の模型を見た瞬間に僕に言った言葉がコレです。 「なにコレ?なんか図工みたいやね。小学校の夏休みの工作みたいやね。」 うーん。 これからもがんばろうと思います。 新しい計画案をHPに更新しましたのでもし良かったらご覧ください。 http://kelun-kelun.net/09project0.htm
by kelu-n
| 2013-07-24 19:49
| ケンチク
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