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2015年 07月 01日

三年生

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事務所をつくって丸2年がたった。
今月で三年目を迎える。
写真を見ていただくとわかりやすいが狭い事務所でがんばっているのだ。
いつもくだらないことを書いているブログだが、
今回は事務所設立○年目記念として「今、考えていること」を真面目に書いてみようかと思ってます。
長文になるでしょうし、稲森特有の切れ切れ文章になるでしょうから申し訳ないのですが
もしよければ読んで帰ってくださいな。


私は2012年に宮崎県で修行していた設計事務所をやめました。
やめた理由は1つで独立して自分の事務所を持ちたかったためです。
地元である石川県に戻り、妹が暮らす家の一室をひとまず事務所とし、
Macと小さいプリンターを置いて「KELUN」をスタートさせた。
正直なところ楽に食べていける業界でもないし、人に勝てるものを持っているわけでもない人間なので、
不安しかない出発だったけど「コレだけ建築やってきたんだから失敗した時はしょうがないじゃない!よし、がんばろう!」
という何とも安易な考えのスタートでした。
もしダメだったときは乾町のローソンでバイトでもしようかなとも考えていました。
「最初は仕事がこないで悩んだ」みたいなコトはよく耳にするけど、自分の場合はまったくそんなことはなくて、
昔の事務所から図面の助っ人をお願いされ、
それを2〜3件こなしている時にリノベーションの依頼がポツポツと舞い込み、
新築の依頼も舞い込みで今に至っています。
思ってもみなかったところから大きな評価をいただくこともあるし、
離れた土地の若い人からメールで褒められたりすることもあります。
建築を通して広がりを感じるようになってきました。
始まりはいい加減でしたがクライアントや工務店、職人さんと対話しながら建築をつくっていくのは
楽しすぎて建築のことが昔よりも好きになっているような気もします。
ひとつの仕事を一生懸命つくっていると、タイミングよくまたステキな仕事が舞い込む。
それをがんばっていると、また仕事がくる。それの繰り返し。
順調と言えば順調だし、まだまだだと言えばまだまだなんだけど、
ぼんやりと18歳の頃から建築で食っていくという甘い夢が叶いつつあり、幸せに感じています。
もう建築をはじめて12年だ。

ほいで、ここ最近思うことがあるのです。

事務所をつくってから2年間は目の前にある仕事をしていくことに精一杯でしたが、まわりが見えるようになり、
次第に仕事をしていく中で自分がもっと人の役に立つことができるのではないかと考えるようになってきました。
コレはなんでかというと今の自分があるのは人から助けてもらっているからなんだなと感じ始めたからだと思います。
もちろんステキな家をつくるなんてことは仕事なんで当たり前のことなんだけど、相手がつらそうなら笑わせる。
相手が悩んでいるなら共に考える。助けてあげる。
それは「設計の仕事」という枠は関係ありません。
プライベートなことでもなんでも。
僕は腹黒いのでクライアントが今、何を求めているかを読み解いて力になってあげることが
最終的には良い仕事につながると考えています。
突き詰めるといい仕事をしたいだけなんだけど、
アプローチはどうだっていいじゃないのかと思うんです。
設計以外のことを設計に繋げるやり方が設計者の本質なのではないかと。
そう思うのだ。
簡単に言うとそんな感じだ。
伝わったかな。
え。伝わってない?
下手くそで申し訳ない。
一年目も二年目も三年目も特に考えが変わったわけではないんだけど、
ちょっとだけ違うのは他にも何か自分にできることがあるのではないかと考える自分がいます。ということ。
そんな今日この頃なのです。
依頼をくれた人のために一生懸命向き合い、建築に対して謙虚に努力していきます。
横綱昇進挨拶のような固い言葉になっちゃってすいません。
こんな私ですが三年目もよろしくお願い致します。

KELUN 稲森予人
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by kelu-n | 2015-07-01 10:36 | ほかのこと


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