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2016年 07月 31日

010で食事

昨日はクライアントから食事にお招きいただいて久しぶりの010へ。
今月引き渡したばかりだからそんな時間も経ってないんだけどなんだか不思議な気持ちで現場へ向かう。
もう「現場」って言い方もおかしいのかな。

工事期間中に現場へは何度行ったことだろうか。
100回では足りないだろう。
もう数えようもないけど。
クライアントとも何度飲み屋に行ったことだろう。
たぶん30回くらいかな。
ご主人は職場が近かったので仕事終わりによくうちの狭い事務所までふらっと来てくれた。
自分の兄にどことなく似ているのでとても話しやすく、なんだか建築関係ないプライベートな話もよくした気がする。
うちの犬もとてもなついちゃってる。
長い期間一緒に右往左往していたのでいまでは戦友のような友達のようななんとも不思議な関係性である。
クライアントのことを「友達」と呼ぶなんて失礼な話かもしれないが、
もう住宅の名前は「友達の家」でもいいのかもしれない。
ご主人と飲み屋で注文する酒はいつも同じだ。

そしてまた奥さんの器がでかい。
いつも後ろからご主人を支えつつ、このプロジェクトも支えていただいた気がする。
完成間際にはおめでたいお話も聞けたのでなんだか幸せな気持ちにさせていただいた。
感謝感謝である。


このプロジェクトの名前の由来をよく聞かれるんだけど、「ご主人がサッカー好きでサッカーのエースナンバーは10番だから10なんですー。それでひねりを加えて010なんですー。」みたいなノリでつけて感をアピールするんだけど実はちょっと違う。
まあもちろんスタートはその通りなんだけどKELUNの仕事としても「エース」を作りたいと強い思いを持って付けた名前でもあった。
めずらしく僕が名付け親です。
自宅にはご主人の好きなサッカー選手のサイン入りユニフォームも飾られていました。
本当は壁に埋め込んで飾りましょう。みたいな話も打ち合わせでしてたんだけど、壁に立てかけられてるのも何だかいい感じ。
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エースを作れただろうか?
いい家になっただろうか?
僕の仕事に納得していただけたであろうか?

僕に問われれば自信をもって「はい」と、答えるんだけどクライアントの家だ。
僕の答えはどうでもいい。
ただ、単刀直入にクライアントに「納得していただけましたか?」と聞くのも何だか怖いので聞けやしない。
クレームがくるかもしれないからね(笑)
完成した達成感と終わってしまった脱力感と夏バテで脳みそがぼーっとしていたけど、
久しぶりにこうして完成した住宅でご一緒できていろいろ吹き飛んだ気がする。
そんな変な質問はする必要もない。
これからまた建築に対して謙虚にやっていくだけである。
クライアントには心より感謝申し上げたい。
こうして完成した住宅で一緒に食事をすることがこれほど幸せなことだとは知らなかった。



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最後にクライアントからYチェアをプレゼントしていだいた。
僕がYチェアが好きって言ったことを覚えていてくれたらしい。
言葉がない。
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by kelu-n | 2016-07-31 10:51 | ケンチク


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