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2017年 09月 29日

5年生。

今年の7月で独立して5年目に突入しました。
5年目記念で建築ブログを書こうかと思っていたんだけど、バタバタ続きであっという間に秋じゃないかー。
もう10月か。はやいなー。

9月に二物件の引き渡しを終えてちょっと気持ち的にホッとしています。
嬉しいような寂しいような。
「なにを思って僕のようなすっとこどっこいに設計依頼をしたんだろう」とか
「喜んでもらえただろうか」とか
「依頼してくれた人、作ってくれた人に感謝の気持ち」とか
「次もがんばろう」とか
色んな気持ちがぐるぐるまわるセンチメンタルな朝です。
建築のブログを書くにはもってこいな朝です。
タイトルは「(仮)独立して5年目。思ったこと。」でどうでしょう。

すっとこどっこいの私が建築の素晴らしさを感じ始めたのは高校生の終わりです。
大阪にある安藤忠雄の光の教会を見て、建築というものを通して何かを表現する人がいるんだなと知りました。
それから何かにとりつかれたように建築を見に行き、本を読み、有名な建築家のものまねをしながら没頭する日々が続きました。
10代からの数年というのは人との共感などまったくなかったんだけど、澄んでいる透明な毎日には至福の喜びがありました。
仕事として建築を選び、まわりから見れば罰ゲームのような毎日も自分にとっては何かを得るための大切な時間。
それはたぶん建築が好きだということなんでしょう。
27歳で独立の道を選び、幸運にも多くの施主、施工者と出会い設計する機会に恵まれました。
「他者との共感なくしては本当に良い建築をつくることができない」
このことの大切さを実践で知ることができました。
独立する。仕事をする。経験を積む。
建築を覚えていけばいくほど何か失っていくものがあるようにも感じたし、建築の喜びと辛さも知った。
設計というのは相反する矛盾を抱えながら同居させなければならないというのも知った。
喜びも辛さもどちらも手離すことなく行ったり来たりしながら進めていく。
それしかないってことも知った。
じゃないと建築に深みも出ない。
それもよく理解した。
独立しないと向き合えなかったことがたくさんあった。

5年目はまた色々なものと向き合いながら努力していきたいと思っています。
辛さと向き合っている時は全然違うことを言っていると思います。
喜びを感じた時はこれまた違うことを言っていると思います。
特に欲はありません。
事務所を大きくしたいわけでもない。
楽したいわけでもない。
有名になりたいわけでもない。
お金を儲けたいわけでもない。
僕はいい建築をつくりたい。
今のところそんな感じ。

ふつつかな男ですが5年目も皆様よろしくお願いいたしますm(_ _)m
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by kelu-n | 2017-09-29 06:47 | ケンチク


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